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内科

内科について

内科は、一般的な身体の不調から生活習慣病まで、幅広い診療を提供しています。風邪や花粉症、頭痛や胸痛・腹痛、発熱から高血圧、脂質異常症、糖尿病まで、患者様の健康をトータル的にサポートいたします。私たちは地域のかかりつけ医として、患者様が気軽に相談できる雰囲気づくりに力を入れ、丁寧な診療を心がけておりますので、何かお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

よくある疾患

  • 風邪
  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 糖尿病
  • 慢性腎臓病
  • 高尿酸血症(痛風)
  • 骨粗鬆症
  • 不眠症
  • 逆流性食道炎

    など

 

風邪

風邪(かぜ)は、鼻やのどに微生物が感染することで発症する疾患で、主な症状は咳やのどの痛み、鼻水、鼻づまり、声がれ、発熱などです。

風邪の主な原因はウイルスで、細菌やマイコプラズマ、クラミジアなどが原因となることもあります。風邪を引き起こすウイルスは数百種類以上存在し、毎年新しい型のウイルスが出現するため、成人では平均して2~3回、小児ではそれ以上風邪にかかることがあります。特効薬は一部のウイルス(インフルエンザ)を除いて存在せず、通常は症状の緩和が主な治療となります。

風邪の原因と検査

風邪の原因として、インフルエンザウイルス、RSウイルス、ライノウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、コクサッキーウイルス、ヒトメタニューモウイルスが挙げられます。これらのウイルスによって引き起こされる風邪症状には、発熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、鼻水、咳などがあります。

当院では、これらのウイルスに対する迅速検査が可能で、特にインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルスについては保険適用となります。

生活習慣病

高血圧

高血圧は血圧が正常範囲を超えて継続的に高まる状態で、この状態が続くと動脈硬化や脳血管障害、心不全などの深刻な疾患につながります。日本では高血圧患者が多く、40~74歳の男性の6割、女性の4割が高血圧とされています。通常、病院では収縮期(上)が140mmHg以上、拡張期(下)が90mmHg以上の場合に高血圧と診断されますが、近年では早朝型高血圧の危険性や診察室での測定の限界から、家庭で毎日定時に測定する家庭血圧が重要視されています。

したがって、40歳を超えたら毎日の血圧測定習慣を身につけ、血圧のコントロールを意識することが重要です。早期の発見と適切な対応により、高血圧による合併症のリスクを低減させることが期待されます。

治療には降圧剤の服用と生活習慣の改善が必要ですが、理想としては薬に頼らずに生活習慣で血圧を管理します。
当院では循環器の医師でありスポーツ科学の研究者でもある医師の元、丁寧な運動療法に力を入れております。また、管理栄養士による栄養指導もあわせて行っており、なるべく薬を使わない治療を行っております。

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糖尿病

糖尿病は、体内でのブドウ糖の代謝が不良な状態です。この状態が持続すると、血管が狭くなり、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。インスリンの不足または効果不足が主な原因で、1型糖尿病はウイルス感染などによりインスリンの産生不良が生じて発生し、2型糖尿病は食生活や運動不足からインスリンの活動不良が原因で生じます。日本では主に2型糖尿病が見られ、生活習慣と密接な関係があります。

診断は血液検査や尿検査で行い、近年では食事の影響を受けにくいヘモグロビンA1cの測定が重要視されています。糖尿病は完治が難しいものの、2型糖尿病では運動習慣や食事療法などの生活習慣の改善を中心に血糖値の管理を行うことで、症状の改善や合併症の予防につながります。
当院では最新のスポーツ科学研究に基づいた丁寧な運動療法と、管理栄養士による栄養指導に力を入れており、なるべく薬に頼らない治療を行っております。

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脂質異常症(高脂血症・低脂血症)

健康診断の血液検査結果には、中性脂肪やコレステロールなどの項目があります。これらは血中の脂質を示します。高脂血症では過剰な脂質が血管に負担をかけ、動脈硬化を引き起こし、脳血管障害や心不全などの病気につながる可能性があります。特に肥満と密接な関連があるため、適正体重を維持し、食事や運動を通じて生活習慣を調整することが重要です。

当院では、まずスポーツ科学研究の専門医師による運動療法と、管理栄養士による栄養指導を行い、なるべく薬に頼らない治療を行っております。食事や運動によるコントロールが難しい場合は、医師の指導のもとで薬物療法を検討することが勧められます。

逆に中性脂肪やコレステロール値の低い低脂血症の場合、軽度の場合は治療対象にならないことが多いのですが、中には遺伝的に脂質の吸収力が弱く脂肪肝になりやすい人や、脂溶性ビタミンの吸収低下から骨がもろくなってしまったり、運動パフォーマンスが低下する人もいます。健康診断で指摘された方は、当院外来にてご相談ください。

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高尿酸血症

尿酸は身体活動に必要なプリン体の代謝産物で、通常は肝臓で生成され、最終的には尿や便に排出されます。しかし、何らかの理由で尿酸の生成が過剰になったり、排泄がうまくいかなかったりすると、血液中の尿酸濃度が増加し、高尿酸血症となります。
初期は自覚症状がなく、尿酸が飽和すると結晶化し、関節などに蓄積して痛風と呼ばれる疾患を発症します。痛風は全身に広がり、関節や尿路結石、腎障害などを引き起こし、脳血管障害や心筋梗塞などの合併症も発生しやすいとされています。生活習慣病の一つではありますが、高負荷の運動も尿酸の生成を高めるため高尿酸血症のリスクとなり、運動選手や元運動選手で多く見られます。
治療は薬物療法が中心で、プリン体の多い食事や飲酒を控える生活習慣の改善が必要です。運動は注意が必要で、軽度なものにとどめ、激しい無酸素運動などは控えめにするべきです。

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不眠症

睡眠は肉体的・精神的な休息を得るために非常に重要ですが、現代社会ではさまざまなストレスや外部の要因により、適切な睡眠を確保することが難しい状況が増えています。眠いのに眠れない、浅い睡眠、途中で目が覚めてしまう、早朝覚醒など、いわゆる不眠症の症状が増えており、これが肉体的な不調だけでなく、精神的な不調も引き起こす可能性があります。

当院では、患者様の個別の状態に合わせて治療を行っています。具体的には、「オレキシン受容体拮抗薬」や「メラトニン受容体作動薬」など、依存性や耐性が起こりにくい薬を中心に使用し、患者様が長期的には睡眠薬に依存せずに健康な睡眠を取ることを目指しています。

海外旅行や海外遠征に伴う時差ぼけに対しても、内服薬を計画的に使うことで最小限にすることができます。詳しくは外来にてご相談ください。

消化器疾患

食道から胃への食物の流れは、食道の蠕動運動と胃の噴門、横隔膜に空いた食道の通る穴(食道裂孔)の働きによって保たれています。しかし、何らかの原因で食道の蠕動運動や胃の噴門の活動が弱まり、食物や胃液が逆流してしまう現象が逆流性食道炎と呼ばれます。胃の内側は強酸性の胃液に耐えられる構造になっていますが、食道はこの強酸性に耐えられない構造のため、逆流によって炎症を引き起こします。

逆流性食道炎の治療には、主に内服薬を用いた薬物療法が行われます。これは胃酸の働きを抑制し、食道への逆流を軽減することを目的としています。症状や状態に合わせて薬物の種類や投与量が調整され、胃酸の制御を効果的に行います。

 

骨粗鬆症

骨粗しょう症は、骨の組織が減少し、質が劣化して骨がもろくなる疾患です。以前は高齢者に多かったのですが、最近では無理なダイエットなどが原因で若い女性などでも見られるようになってきました。当院では2型糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、ぜんそくでステロイド治療を受けている方には骨密度検査をおすすめしています。